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賞賛の嵐。

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01 /22 2008
何故かタキシード姿の俺。 周りに同じ様に正装をした男女20名前後。 突如会場が暗転し、鳴り響くドラムロール 『ドコドコドコドコ……』 ムービングライトが無作為に会場の中を縦横無尽に照らしまくる。 ドラムロールが鳴り止むと同時にムービングライトもピタっと止まり、ピンスポットで俺の姿を照らす。 余りに眩しいので一瞬ホワイトアウトし、視界が真っ白になりたじろぐ。 その全ての事が一瞬の内に過ぎ、突然のアナウンス。 『今日の千葉市で一番頑張ったで賞』は… 『若葉区在住の藤崎さんです!!』ドラムロールが鳴り止むと同時に。 2秒の沈黙のあと、 空気が『ぅわん!』 という感じでたわみ、 その歪みが賞賛の拍手と大歓声となり会場がぐわぐわ揺れる。 『ブラボー!ブラボー!』 『ワー!ワー!ヒュー!』等と。 「さぁここで受賞者の藤崎さんに一言いただきましょう。」とアナウンサーがマイクを手渡す。 スポットライトが直撃しているため観客は見えない。 しかし、この歓声から推測するにおそらく2000人前後。 口が渇くのを感じる。 『えー今回はこんなに素晴らしい賞をありがとうございます。』 一気に静まり返る会場。 『やっぱり大事なのは、無駄と思う事でもガンガンやっていく事だと思います』 おそらく酔っ払っているであろう観客が「よっ!」とか「いいぞ!いいぞ!」とか吐かす。 わざと聞こえる様に『チッ』と舌打ちをした後。 『やってみて無駄だったなぁと思えたなら、それは無駄じゃない。もうやらないでおこうと言う教訓だと思います。一番恐れなくてはいけないのは、これって無駄じゃねぇか?とか、これでいいのかな?って疑問も抱かずに、ただ二の足を踏み続ける毎日だと思います。』 観客の目に涙。 『俺でも出来たんですから、皆さんもきっと大丈夫です!繰り返しのようでそうではないこの毎日を少しずつ進んで行きましょう!!!ちんぽこ!!!』 ブラボー!!ブラボー!!ブラボー!ブラボー!! スタンディングオベーションの2000人。会場の拍手と歓声の音が塊となって空気を振動させ、髪が揺れる。 と言う妄想をさっき会社の終礼中に巡らせた俺は 『頑張ったで賞』には絶対選ばれない事に気付いた火曜日の夜。
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