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言い訳

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02 /11 2008
おそらく見た事も無いであろう鳥獣が上空で鳴き叫んでいる。 『ぎゃああ!ぎゃああ!』 うっすら羽音は聞こえるものの、その姿を確認する事はできない。 なぜならばここは相当な茂みの中。 もう二時間も同じ景色の中を歩き続けている。歩いても歩いても、目に映るのは2メートル間隔に生える、高さおよそ7メートルの木々と、 コケの様なシダ植物が足元にあるだけ。 方向感覚などとっくに失っている。 いつの間に無くしたのであろうか、靴が片一方無い。転がる鋭利な石コロを踏んだ為、かかとから血が出ていて痛い。 吐く息は白く、上下の歯が寒さで震えカチカチ音が鳴る。 ひょこひょこと歩き、ふと前を見ると、割としっかりした木の枝にロープがかかっている。 そのロープの下をみると焼酎の空き瓶と何やら錠剤の空き瓶。 さらには2007年4月3日を最後に残高56円になっている預金通帳。 急に慌てる俺。 何か考えなきゃ!何か感じなきゃ!と思うもどうしたらいいのか解らずにただパニックを起こす俺。 そう、ここは青木ヶ原。 富士の樹海である。 とうとうこんな所まで来ちまったか… もうちょっと真面目にやっときゃよかったな… 最後まであいつにちゃんと謝れなかったなぁ… 視界が次第に暗くなっていく。 上空に鳥獣の鳴き声 『ぎゃあ!ぎゃあ!』と… ………。 って夢を、マンションの駐車場の更新料7000円を妻から預かり、そのお金がすっかりパチンコ台に飲み込まれてしまった言い訳を考えている最中に、うとうとして見ましたよ。 『困ってる人がいて、その人が自殺しちゃったら多分悲しむ人がいるから7000円プレゼントした!』って言い訳に決定! な祝日の夕暮れ。
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