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みんなのヒーロー。

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01 /21 2008
昼ご飯を食べにココイチへ。 カウンターに座り、メニユーをめくる。 隣の男。歳の頃40代。 店員に対し 「ビーフカツカレー、辛さは普通でライスは1000グラムで」 『!!!』 店内に戦慄が走る。 暫くして運ばれて来る1㌔のカレー。 その男まさに『ヒーロー』 俺を含めた店内全員の視線を一身に集め、事もなげに予め水に浸けていたスプーンで喰らい始める。 俺は思う。 『畜生!!いいなぁ!俺も目立ちたい!視線を独り占めしたい!』 やってやるよ馬鹿野郎! しかし、まさかこの身体に1㌔もカレーが入る訳がない。それは解ってる。 じゃあ俺の負けか?否!! 俺の勝利のポイント。つまり奴以上に目立てる方法は 『辛さで勝負』である。 奴は決定的なミスを犯した。 量はハンパじゃないが、辛さは普通。 カレーがカレーである為の1番重要なファクター『辛さ』をないがしろにした事。 つまり作戦はこう、 『カレーってのは辛くなきゃね、辛いからカレーって言うんだぜ!大盛だからカレーって訳じゃねぇんだ!そういうのはレベルが低いよね!』って言う雰囲気をだしつつ、とびきり辛いのを顔色一つ変えずにサッと喰ってサッと帰る。 すると店内。 『あの人クールね!』 『あんなに辛いのを!?』『顔色一つ変えずに!』 と言う感じになり、 『それに比べてあの人イヤーね!』 『ガツガツ食べてまるで家畜だわ!』 となる。 イケる!これならイケる! 確信した俺、 わりと張り気味の声で。 『すいませーん!海老煮込みカレー!ライスは400(←せめてもの抵抗)で、辛さはそうだなぁ…10辛で!』 (10辛は通常の30倍) 俺、クール!!疑う余地も無い程に… の、はずが 「はい!海老煮込み400で10辛ですね!かしこまりましたー!!」 あれ? 『!!!』って感じは? 10辛だよ? わざわざみんなに聞こえるように、 『そう!10辛ね!!』 と繰り返すも、有線放送に掻き消され… 暫く運ばれてくるカレー。 ごわっ!!辛ぇ!! 痛い!痛い!口が痛い!!と口の痛さを感じているのもつかの間、心臓の鼓動に合わせて耳まで痛くなる。 体中に噴き出す汗、そして感情のエナジー。 『無理かも知んねぇ…』 そう思った頃。 『ごっそさん!!』と 隣のデブ。 みんなの注目を浴び、会計を済まし店外へ。 傍らの俺、汗だくの顔面でスプーンの先で海老をぐじぐじ弄ぶ始末。 必死で喰う事一時間弱… 俺は俺に出来る事を、背伸びせず、一生懸命やって行こうと誓った月曜の午後。 ってな事をトイレで腹痛と戦いながら、携帯でポチポチ打ち込んでいる月曜の夜。
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